パッケージエアコンとは?業務用・家庭用との違いを専門スタッフが簡単解説
オフィスや店舗、工場などで見かけるパワフルな空調設備。 カタログなどで「パッケージエアコン」と書かれているのを目にして、「通常のエアコンと何が違うの?」と疑問に思った方も多いのではないでしょうか。 そこで本記事では、パッケージエアコンについて詳しく解説します。家庭用エアコンとの違いや失敗しない選び方のコツ、さらにはお得な導入方法も紹介します。 夏に向けて空調設備の導入・入れ替えをお考えの方は、ぜひご参考ください。
パッケージエアコンとは?実は「業務用エアコン」のこと
パッケージエアコンとは、私たちが普段「業務用エアコン」と呼んでいるものです。
「パッケージエアコン」と呼ばれる理由は、1台の室外機で複数台の室内機を同時運転させるために必要な制御部品などがひとまとめにされているからです。このような構造であるため、一般的に集中リモコン(セントラルステーション)にて複数の部屋を一括管理することができます。
一方、家庭用エアコンは「ルームエアコン」と言います。ルームエアコンは室外機と室内機が1台ずつなので、基本的に設置した部屋のみを空調し、部屋ごとでオン・オフや温度管理を行う設計になっています。
なぜ店舗で家庭用はNG?パッケージエアコンとルームエアコンの決定的な違い
エアコンの導入や入れ替えにおいて、少しでも費用を抑えたいとルームエアコン(家庭用)を検討する方が少なくありません。結論からお伝えすると家庭用の導入はおすすめできません。その理由となる「決定的な違い」について解説します。
違い①:パワーと耐久性
パッケージエアコンとルームエアコンでは、空間を冷やす「パワー」と、ビジネス使用ならではの環境に耐えられる「耐久性」に違いがあります。なぜなら、パッケージエアコンの使用対象である店舗やオフィスと、ルームエアコンの使用対象である住宅では、環境が大きく異なるからです。
店舗やオフィスは、人が頻繁に出入りすることによる外気の流入や、厨房やパソコンといった設備からの熱などにより、空調の負荷がとても高くなります。この環境でルームエアコンを使っても、空間全体をしっかり冷やすことは難しく、温度ムラが生じやすくなります。
また、ルームエアコンの1日あたりの稼働時間は、約9時間を想定して設計されています。店舗やオフィスでは1日10時間以上、場合によっては24時間連続で稼働させることも珍しくありません。そのような想定外の使い方をすることで、耐用年数を短くしてしまう可能性もあります。
違い②:使用する電源の種類
パッケージエアコンとルームエアコンでは、稼働させるために必要な「電源の種類」も異なります。
ルームエアコンは一般家庭に引き込まれている「単相100V/200V」を使用するのに対し、パッケージエアコンは大きな電力を供給できる業務用の「三相200V」を使用します。
ルームエアコンで使用する単相100V/200Vは、三相200Vよりも基本料金は安く設定されていますが、1kWあたりの電気代単価は高いケースが多いです。なおかつルームエアコンは店舗やオフィスでの使用を想定していないため、冷房機能が追いつかず、設定温度に達するまで長時間にわたりフル稼働させてしまいます。
結果、電力を最大消費してしまい、月々のランニングコストが大きな負担となります。
比較項目 | パッケージエアコン(業務用) | ルームエアコン(家庭用) |
|---|---|---|
パワー | 最大冷房能力:10馬力 | 最大冷房能力:約3馬力 |
耐久性 | 耐用年数:約10~15年 長時間の連続稼働を想定して設計されているため、耐久性の高い部品を採用している | 耐用年数:約10年 1日数時間を想定しているため、長時間にわたる連側稼働で部品が劣化し故障する可能性がある |
電源の種類 | 三相200V(業務用電源) | 単相100V/200V(家庭用電源) |
ランニングコスト(※) | エアコン単体の月額電気代 約1万2000~1万3000円前後 | エアコン単体の月額電気代 約1万8000円前後(30A契約) |
※ 広さ15坪(約50㎡)のオフィスにて、外気温35℃・室内設定温度27℃という条件下で1日10時間・1か月(22日間)エアコンを稼働させた場合の目安です(2026年6月時点)
※ 実際の電気代は契約する電力会社や地域によって変動します
【用途・規模別】パッケージエアコンの主な3つのタイプ
「パッケージエアコン」と言っても、個人経営の小さなカフェに最適なものから、巨大な工場に導入するものまで、その種類は多岐にわたります。ここでは、用途や規模によって分けられる、3つのタイプについて解説します。
店舗・オフィス用エアコン
飲食店や美容室、オフィスやクリニックなどに導入されている、室外機1台につき室内機を1~4台接続できるタイプです。中小規模の空間に最適です。
L字型の部屋といった室内機が1台では風が行き届かないような空間でも、複数台の室内機を設置でき、一斉稼働できるため、快適な温度を保てます。
ビル用マルチエアコン
中~大規模のオフィスビル、ホテル、病院、商業施設などに導入されているタイプです。1台の大型室外機で数十台の室内機を同時に運転できます。
一般的なパッケージエアコンは1つの集中リモコン(セントラルステーション)ですべての室内機のオン・オフや温度調整を行いますが、ビル用マルチエアコンは各室内機を個別に制御できます。
室内機ごとに室外機を設置する必要がないため、室外機の設置スペースを大幅に節約できます。また、冷媒配管を長く取れるため、複雑な間取りや階をまたがる場合も柔軟に対応できます。
設備用・工場用エアコン
製造工場や倉庫、熱源の多いサーバールーム、イベントホールなど、大規模な空間や特殊な環境を対象とした、極めてパワフルなタイプです。
他タイプと比べて「ハイパワー・大風量」が特徴で、粉塵・油煙に耐える特殊フィルターを備えたモデルなど、過酷な環境下でも安心して稼働できるよう、環境に応じたカスタマイズが可能です。
大規模なダクト工事のほか、大型機械の搬入を伴う重量物据付工事が必要になるケースが多いため、クレーンの手配や道路使用許可が必要になる場合もあります。
比較項目 | 店舗・オフィス用エアコン | ビル用マルチエアコン | 設備用・工場用エアコン |
|---|---|---|---|
主な用途 | 飲食店、小売店、クリニック 中規模オフィス、美容室など | オフィスビル、ホテル、病院 大型商業施設、学校など | 大規模な製造工場、巨大倉庫 サーバールーム、イベントホールなど |
適した規模 | 小~中規模 | 中~大規模 | 大規模・特殊環境 |
室外機と 室内機の数 | 室外機1台につき 室内機1~4台 | 室外機1台につき 室内機数十台 | 室外機1台につき 室内機1台 |
特徴 |
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留意点 |
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【形状別】パッケージエアコンの室内機タイプと特徴
パッケージエアコンには、前述した用途・規模別のほか、室内機の形状別もいくつかタイプが用意されています。ここでは、代表的な4つのタイプについて解説します。
天井埋込カセット形
店舗やオフィスでもっとも見かける、天井に室内機本体を埋め込むタイプです。
室内機が隠れるため、インテリアの邪魔をせず空間をすっきりと見せることができます。風の吹出口は1方向、2方向、4方向があります。主流である4方向なら、空間全体へ均一に風を届けることができるため、温度ムラなく室温を調整できます。
ただし、天井裏に室内機を埋め込むための十分なスペースが必要です。また、天井に穴を開けて設置するため、他のタイプに比べて設置工事が大掛かりとなり、工事費用が高くなる傾向があります。
天井吊形
室内機本体を天井から吊り下げて設置するタイプです。
コンクリート打ちっぱなしのデザイナーズ物件など、天井裏にスペースがない店舗や飲食店などに最適です。天井埋込カセット形に比べて設置工事が容易で、すでに完成した物件への後付けがしやすいのが特徴です。
しかし、室内機全体が露出するため、設置場所や天井高によって圧迫感を感じやすいというデメリットがあります。
壁掛形
見た目は一般的なルームエアコンとほぼ同じですが、業務用ならではのパワフルな能力を持ったタイプです。
壁面に設置するため、小規模な店舗や事務所などに適しています。パッケージエアコンの中では機器本体の価格が比較的安く、設置工事もシンプルなので初期費用を抑えられます。
風の吹出方向が限られているため、広すぎる空間や、複雑な間取りにおいては室内機を複数台設置するのがおすすめです。
床置形
床に直接置いて設置するタイプです。
床面に近い場所から力強く空調できるため、特に冷房時はダイレクトに冷たい空気が人のいる場所に届きます。
設置の際は、天井での高所作業が不要で、壁に1箇所、穴を開けるだけのシンプルな工事で済むため、施工費用も経済的です。また、手が届く高さに室内機本体があるため、フィルター清掃など日常のメンテナンスが簡単に行えるのも魅力です。
賃貸テナントは要注意!パッケージエアコン“購入”の留意点
パッケージエアコンを導入する際、「購入」を選択する方がいらっしゃることでしょう。購入すると自社の資産になるメリットがある一方、物件が賃貸テナントの場合、「その場所でどのくらい事業を行うのか」によって、コストパフォーマンスが大きく変わります。ここではパッケージエアコンの購入における留意点について解説します。
機器代+大掛かりな電気・配管工事で「初期費用」が高額に
パッケージエアコンを購入する場合、必要な馬力や室内機の数にもよりますが、機器代と設置工事費を含めて約50万円/台、規模によっては100万円/台を超えることが珍しくありません。
さらに、物件に三相200V(業務用電源)が引き込まれていない場合、物件のオーナーや管理会社に承諾を得た上で、自費で専用の電気工事を行う必要もあり、さらに費用がかかります。
ビジネスの環境は常に変化します。パッケージエアコンを購入後、突然の業態変更により短期間で移転することになると、費用対効果は著しく悪化します。
退去時の「原状回復」で思わぬ修繕・撤去費が発生する
加えて、見落としがちなのが、賃貸テナントには退去時に入居前の状態に戻す「原状回復義務」が定められていることです。
自社で購入し設置したパッケージエアコンは、退去時にすべて取り外し、開けた穴をふさいで天井や壁紙を元通りに修繕しなければならないケースがほとんどです。
原状回復にかかる費用は、坪単価約3万~12万円(物件の規模によって異なる)で、エアコンを廃棄する場合はフロン類の回収・処理や機器の処分・運搬の費用も別途かかります。
【断ぜんお得】初期費用と退去費用を抑えるなら「レンタル」がおすすめ
店舗やオフィスを開業する際、設備だけでなく、内装や仕入れなども必要で、どうしても手元にまとまった現金を残しておきたいはずです。また、急速に変化する現代ビジネスにおいて、将来の業態変化に伴う移転を見据えると、大掛かりな設備投資には慎重にならざるを得ません。
そこで近年、多くの企業から注目を集めているのが、必要な期間だけ必要な分を利用できる「レンタル」です。
購入やリースではなく「レンタル」で開業時のコストを大幅削減できる理由
パッケージエアコンを導入する方法として、「購入」や「リース」もあります。前述したとおり、購入は初期費用が高額で、退去時の廃棄費用も自社負担となります。また、リースは初期費用は抑えられますが、基本的に3~7年という長期の契約が前提で途中解約ができません。数年先の状況を読みにくい業態にはリスクとなるおそれがあります。
しかし、レンタルであれば、月々の定額料金のみでパッケージエアコンを導入できます。まとまった現金の持ち出しを防げるだけでなく、リースのような長期契約といった縛りもありません。そのため、自社の事業計画に合わせて柔軟にパッケージエアコンの契約期間や台数をコントロールできるのが最大のメリットです。
不要になったら返却するだけ!原状回復にかかるコストも削減できる
移転などにより退去が決まった際においても、レンタルは非常に優秀です。なぜなら、レンタルは、不要になったらレンタル会社に返却するだけで済むからです。
しかも、設置工事がシンプルな「床置形エアコン」であれば、撤去時の建物へのダメージも最小限です。賃貸テナントにおける「撤去時の原状回復」もスムーズで、原状回復にかかるトータルコストも大幅にカットできます。
「最初は小さく始めて、事業が拡大したら広いテナントへ移転したい」
そのようなビジネス展開を考えている方にとって、初期費用も撤去費用もスリム化できる「レンタル」は、もっとも理にかなった選択と言えます。
レンタル | 購入 | リース | |
|---|---|---|---|
初期費用 | 〇 | ▲ | ◎ |
ランニングコスト | 〇 | ◎ | 〇 |
契約期間 | ◎ | ━ | ▲ |
途中解約 | ◎ | ━ | ▲ |
故障時の対応 | ◎ | ▲ | ▲ |
退去・撤去費用 | ◎ | ▲ | ▲ |
すぐ冷やしたい!入れ替え待ち・故障時の救世主「床置形エアコンの短期レンタル」
酷暑日が予想される真夏のピーク時、店舗やオフィスのパッケージエアコンが故障してしまったら、休業を余儀なくされたり、スタッフの体調不良を招いたりと、営業活動にダメージを与えかねません。すぐさま修理や買い替えをしたいと思っても、修理完了や納品までに数週間かかるケースもあります。
そんな「今すぐ何とかしたい」という緊急事態の救世主となるのが、前章でも登場した「床置形エアコン」の「短期レンタル」です。
「スポットクーラーで冷えない・排熱できない」問題を解決
パッケージエアコンが故障した際の応急処置として「スポットクーラー」の導入を検討される方が非常に多いです。
しかし、スポットクーラーは、吹出口から出る冷風を人に直接当てる「局所冷房」を得意とする機器です。また、構造上、冷風を出すのと同時に本体の背面から排熱も放出されます。そのため、排熱ダクトで熱を外に逃がさない限り、空間全体の温度は下がらないどころか、かえって室温が上がってしまいます。
一方、床置形エアコンは、室内機と室外機が分かれているため、室内の熱を室外機でしっかり外へ放出し、業務用ならではのハイパワーで冷たい風を空間全体に送ることができます。「スポットクーラーを何台も置いたのにまったく冷えない」という問題を根本から解決します。
大掛かりな工事は不要!スピード設置が可能
天井埋込カセット形などを設置しようとすると、足場を組んでの高所作業など、大掛かりな工事が必須となり時間がとてもかかります。しかし、床置形であれば、室内機を床に設置するだけです。
室外機とつなぐ配管を通すための壁の穴開けも1箇所のみで済むため、ご連絡から設置までおおよそ5営業日(配送エリアや在庫状況などにより異なる場合あり)で完了します。
あとは、「既存エアコンの修理が終わった」「新しいエアコンへの入れ替えが済んだ」タイミングで、レンタル会社へ返却していただくだけ。「今年は暑さが厳しいからエアコンをダブル体制で」という場合も契約延長が可能です。
失敗しないパッケージエアコンの選び方 3つのポイント
パッケージエアコンを導入後に後悔しないためには、機器のスペックだけでなく、自社の環境や将来の計画も考慮することが不可欠です。
ここでは、パッケージエアコン選びで失敗しないために、必ず押さえておきたい「3つのポイント」について解説します。
ポイント1:広さだけでなく熱源も踏まえた「パワー」を選ぶ
エアコンのパワー(馬力)は、空間の広さだけで決めてはいけません。
同じ広さであっても、火を使う飲食店、パソコンなどのOA機器が密集しているオフィス、人の出入りが多い小売店など、空間の熱量は大きく異なります。
そのため、熱源が多い環境では、実際の面積よりも1~2ランク上の馬力を選ぶのが鉄則です。エアコンのパワーに対して発生する熱源のほうが大きいと、常にフル稼働状態となり、電気代が高騰するだけでなく、部品の摩耗も早まり故障の原因となります。
まずは、エイトレントにご相談ください。熱源の量に適したパワーのパッケージエアコンをご提案します。
ポイント2:物件の構造や天井の仕様に合った「室内機の形状」を選ぶ
室内機の形状も、パッケージエアコンを選ぶ際の重要なポイントです。
まず、建物の構造で設置できる形状が絞られます。天井裏に室内機を設置できる十分なスペースがあるなら「天井埋込カセット形」、天井裏にスペースはないが天井が高く、面積が広いのであれば、上から冷風を下ろせる「天井吊形」がいいでしょう。
ただし、天井が高く、広い面積だったとしても、倉庫や工場などでは床面に近い場所から直接冷風を送れる「床置形」が効率的です。
また、空間がそれほど広くなく、正方形のシンプルなワンフロアなら、比較的どの形状でも冷風を空間全体に送ることができます。しかし、L字型など複雑な間取りであれば、風が届かない場所ができないよう、「壁掛型」を複数台分散させて設置する工夫が必要です。
ポイント3:予算と将来を考慮して「導入方法」を決める
パワーと形状が決まったら、最後に「どのように調達するか」を検討します。導入方法には主に「レンタル」「購入」「リース」があり、それぞれにメリット・デメリットがあることは前述したとおりです。
手元資金の温存、コストの平準化、税務上のメリットなど、各方法の特性を把握し、自社のフェーズに最適な導入方法を見極めることが重要です。
ただし、繰り返しになりますが、初期費用を抑えつつ、将来の移転の可能性とそれに伴う撤去費用も考慮したい場合は、「レンタル」での導入を強くおすすめします。
まとめ:用途と将来の変化を見据えて、最適なパッケージエアコンを選ぼう
パッケージエアコンは、圧倒的なパワーと耐久性を持つため、過酷な環境や大規模な空間の温度管理に最適です。
しかし、導入には高額の初期費用がかかり、賃貸テナントにおいては原状回復義務により退去時に取り外し工事や修繕工事、機器の廃棄などの費用が重くのしかかります。
そこでおすすめなのが、「床置形エアコンの短期レンタル」です。月々の定額料金だけでパッケージエアコンを導入でき、移転などにより撤去する際もレンタル会社に返却するだけです。取り外し工事や廃棄処分などにかかるコストをカットでき、しかも、床置形エアコンは設置工事がとてもシンプルなので、原状回復もスムーズです。
もちろん、突然の既存エアコン故障など、「今すぐ何とかしたい」という緊急事態の際も、「床置形エアコンの短期レンタル」は頼もしい救世主となります。
パッケージエアコンの導入は、現在のご予算や物件の広さだけでなく、将来のビジネス展開なども見据えて総合的に判断する必要があり、頭を悩ませることが多いかと思います。
「うちの店舗にはどのエアコンが合っているのだろう?」
「まずは状況だけでも聞いてほしい」
と、少しでも迷っているようでしたら、ぜひお気軽にエイトレントまでご連絡ください。お客様が抱えるお悩みにしっかりと寄り添い、最適なエアコン選びをお手伝いさせていただきます。
パッケージエアコンに関するよくあるご質問
Q. パッケージエアコンの耐用年数(寿命)はどのくらい?
パッケージエアコンの一般的な耐用年数は、約10~15年と言われています。
家庭用のルームエアコンに比べて非常に頑丈に作られていますが、人の出入りが多い店舗、熱源の多い工場などで長時間稼働させるため、定期的なフィルター清掃やプロによるクリーニングを行わないと、耐用年数よりも早く寿命を迎えることがあります。
また、各エアコンメーカーが定めている「修理用部品の保有期間」は、製品の製造終了からおおむね10年です。そのため、導入から10年以上が経過して故障した場合、修理部品が手に入らず直せないケースがあります。10年を過ぎて不調が続くようでしたら、修理よりも新しい機器への入れ替え、またはレンタルへの切り替えを検討するタイミングと言えます。
Q. 主なメーカーとその特徴は?
国内のパッケージエアコンは、主に以下のメーカーが大きなシェアを占めており、それぞれに独自の特徴や強みがあります。
ダイキン
寒冷地や過酷な環境にも耐える圧倒的な耐久性と、インバーター技術により負荷に応じた細かい運転コントロールを実現しています。また、小規模店舗から大型工場まであらゆるニーズに応えられるラインナップの豊富さが魅力です。
三菱電機
「人感ムーブアイ」をはじめとする、人や床の温度を検知する高度なセンサー技術に優れています。空間の温度ムラを軽減し、快適な空間づくりと電気代の削減(省エネ)を両立させたい場合におすすめです。
パナソニック
独自の微粒子イオン「ナノイーX」など、強力な空気清浄技術を搭載したモデルが人気です。ニオイやウイルスの抑制効果が期待できるため、飲食店やクリニック、美容室など、清潔な空気環境を重視する企業から支持されています。
日立
熱交換器の汚れを凍らせて洗い流す自動清浄機能「凍結清浄」など、メンテナンスの手間を軽減する独自技術に定評があります。日々のメンテナンスにかかる負担を少しでも減らしたい現場に最適です。
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