選挙事務所の開設とレイアウト パーテーションの活用で機能的な空間に

選挙事務所の開設とレイアウト │ パーテーションの活用で機能的な空間に

選挙事務所の機能性は「レイアウト」で決まる

選挙戦を勝ち抜くための「城」となる選挙事務所。いざ開設しようとすると、「短期決戦のためにどこまで設備を整えるべきか」「限られたスペースをどう使えばいいか」と、お悩みのご担当者様も多いのではないでしょうか。

また、選挙事務所には多くの地域住民(有権者)が訪れます。目まぐるしく人が行き来する事務所内において、有権者が落ち着いて話せる空間が必要である一方、個人情報を保管できる機密性や、候補者やスタッフがひと息つけるプライバシーの確保も欠かせません。ただ机を並べるだけでは、情報漏えいのリスクをはじめ、人々の動線が交錯する、非効率な空間になってしまいがちです。

そこで鍵となるのが、「レイアウト」と「パーテーションの活用」です。

本記事では、選挙事務所を開設する際の基本的な手続きや場所選びのポイントから、限られた空間を最大限に活かす「ゾーン分け」までを解説。大掛かりな工事をせずに、レンタル用品を使って低コストかつスピーディーに「選挙事務所」をつくるノウハウをお教えします。

なぜ選挙事務所の「レイアウト」が重要なのか?

選挙活動の拠点であり「顔」となる空間

選挙事務所は、事務作業を行うだけの場所ではありません。支援者や地域の有権者、ときには新聞やテレビなどのメディアが訪れる「公的な空間」です。

訪問者が事務所に入ったとき、書類などが雑然と置かれているのを目にしたら、「整理整頓ができない=管理能力がない」といったネガティブな印象を抱きかねません。

一方、整然とレイアウトされ、管理が行き届いた清潔感のある選挙事務所は、それだけで「信頼できる候補者」「実行力のあるチーム」をアピールできます。

選挙事務所は、候補者の人柄や実務能力を映し出す「顔」でもあるのです。

支援者やボランティアの作業効率と士気を高める

選挙事務所では、候補者をアピールするため、スタッフが有権者へ電話をかけたり、ハガキの宛名書きをしたり、膨大で地道な作業を行います。このとき、スタッフの動線設計が不十分だと、作業に集中できないなど、組織全体のパフォーマンスが著しく低下します。

また、ゆっくり休憩できる場所がないといった環境では、スタッフの疲労が蓄積し、士気も下がってしまいます。「働きやすい」「居心地がいい」と感じられる環境を整えることは、スタッフのモチベーションを維持し、チームが一丸となって選挙戦を走り抜けるために必要です。

選挙事務所開設の基本 │ 時期・手続き・場所選び

【準備の時期】告示日の1~2か月前が目安

選挙運動は告示日以降にしか行えませんが、選挙事務所の選定や契約は事前準備として告示日前に行うことが認められています。

準備期間は、立候補予定者説明会への参加や事前審査に向けての書類づくりなどで慌ただしくなるため、物件探しはなるべく早めに取り掛かりましょう。遅くても告示日の1~2か月前には契約を完了しているのがベストです。

選挙事務所を開設するにあたってもっとも効率的なのは、「後援会事務所」をそのまま「選挙事務所」へ移行させる方法です。一から物件や備品・設備の用意をせずとも、スムーズに選挙へ挑むことができます。

【手続き】開設までの流れと必要な届出

① 物件契約・インフラの手配(告示日の1~2か月前)

賃貸借契約書において「選挙事務所としての使用」をオーナーが承諾していることが必須です。また、通信回線を通す場合、工事日程が混み合うことがあるため、早めに手配する必要があります。

②備品等のリストアップ・レイアウト案の作成

備品・設備のリストアップとともに、受付、事務スペース、応接スペースなどの配置を決めます。その際、事務所の広さや出入口、設備を置く場所の寸法だけでなく、コンセントや通信回線の差込口の位置も確認しましょう。人や物の動線を意識し、それぞれの配置を検討します。

④備品・設備の搬入

机、椅子、OA機器、パーテーションなどを搬入し、レイアウトを完成させます。

⑤管轄の警察署へ事前連絡(告示日の1か月前~直前)

選挙事務所の住所を管轄の警察署へ連絡します。法律上の義務はありませんが、交通安全や選挙違反防止という観点から強く推奨されています。また、事前連絡することで、選挙運動期間中にトラブルがあった際、警察との連携がスムーズになります。

⑥立候補の届出と事務所設置届の提出(告示日の当日)

告示日の朝、立候補の届出をする際、選挙事務所を開設するための手続きも行います。立候補の届出は、告示日の1日間だけです。受付時間は、休日平日を問わず午前8時30分から午後5時まで。午後5時を過ぎると、届出はできないので注意が必要です。

⑦選挙事務所用標札の掲示・選挙事務所オープン

立候補の届出が完了した連絡が入り次第、選挙管理委員会から交付される「選挙事務所用標札」を、事務所の入口に必ず掲示しなければなりません。

【場所選び】選挙事務所設置のルールとポイント

公職選挙法に抵触するケース多数!注意すべきルール

  • 事務所の場所:投票所の入口から300m以内に選挙事務所を設置した場合、選挙運動期間中は稼働できますが、投票日当日は事務所の看板を隠す、ポスターを外す、施錠をして人の出入りを止めるなど、閉鎖措置をとらなければなりません。
  • 事務所の数:選挙事務所は、原則として候補者1人につき1事務所しか設置できません。「〇〇支部」「連絡所」などの名目で複数の事務所を設けることは禁止されています。
  • 看板類のサイズ等:選挙事務所を表示するための看板類(あんどん、ちょうちんを含む)は「縦350cm×横100cm」以内で、3つまで設置することができます。これらのサイズや個数を超えて設置したり、「選挙事務所はこちら」といった誘導看板を立てると違反になります。
  • 看板類の設置時期:告示日前に選挙事務所の看板を出すと、事前運動(選挙期間外の選挙運動)とみなされ違反になります。後援会事務所を選挙事務所に移行する際、看板を掲げるのは告示日まで待ちましょう。
  • 休憩所の禁止:有権者が自由に集える休憩所を設けることは禁止されています。湯茶やお菓子が提供される無料カフェのような状態になると違反になります。

また、プレハブを設置して選挙事務所として利用するなど、建築基準法や都市計画法の手続きが必要になる場合があるので注意が必要です。

※本記事の情報は2025年12月時点のものです。詳しい手続きやルールについては、各自治体の選挙管理委員会にご確認ください。

場所選びで押さえるべき3つのポイント

  • アクセス:有権者が気軽に立ち寄ることができ、またスタッフが通いやすいよう、駅やバス停から近い場所を選びましょう。
  • 視認性:有権者の目に留まりやすい、大通り沿いが適しています。ポスターや看板の効果を最大限にするため、1階の路面店が圧倒的に有利です。
  • 搬入出の利便性:選挙運動中は、選挙カーの出入りが頻繁にあります。選挙カーを停められる駐車スペースの有無、備品や設備を運び入れやすい間口の広さも重要なチェックポイントです。

機能的!選挙事務所のレイアウトの考え方「ゾーン分け」

選挙事務所は、事務作業をする場でありながら、情報が集まる「指令室」であり、有権者やメディアを迎える「顔」でもあります。限られたスペースを効率的に運営するため、4つの主要ゾーンに分けることが重要です。

①来客・応接ゾーン:受付・面談・応接スペース

選挙事務所の「顔」となるゾーンです。明るく清潔感があり、来客を入口からスムーズに誘導できることが重要です。また、有力者からの「必勝ダルマ」や「為書き(激ビラ)」を配置できるスペースも確保しましょう。それらが外にいる通行人からも見えるようにすることで、候補者の熱気や勢いもアピールできます。

②作業・執務ゾーン:事務作業・電話応対スペース

スタッフが電話作戦などを行う、実務ゾーンです。集中できる環境づくりとセキュリティ管理が重要であるため、来客の動線と交わらないよう、事務所の奥まった場所に配置し、パーテーションなどで囲います。こうすることで、電話の会話が来客ゾーンに漏れるのを防ぎ、名簿などの個人情報が来客の目に触れるリスクも回避できます。

③情報・掲示ゾーン:地図・スケジュール共有ゾーン

選挙戦の状況を可視化し、スタッフ全員で情報共有するゾーンです。地図、スタッフのシフト表などを壁面に掲示し、誰もがひと目でわかる状態にするのがベストです。

④資材・倉庫ゾーン:備品・配布物保管ゾーン

選挙活動に必要なポスター、ビラ、ハガキ、文房具などを保管するゾーンです。ストック品が入った段ボールが積み重なっている状態は、来客から見ると雑然とした印象を与えかねませんので、パーテーションなどで目隠しし、バックヤード化するのが鉄則です。棚に収納することで、在庫数がすぐわかり、発注ミスも防げます。

「Eパネル」で解決!ゾーン分けをして理想の選挙事務所を実現

「Eパネル」導入の4つのメリット

選挙事務所として使用する物件はワンフロアが多く、どのように空間を区切ればいいか悩む方もいるでしょう。そこで活躍するのがエイトレントのレンタルパーテーション「Eパネル」です。工事不要で機能的な事務所をつくれる便利なツールです。

メリット1:ワンフロアでも柔軟に空間を分割できる

大掛かりな改装工事をしなくても、ゾーン分けができます。また、Eパネルは床や壁にビスを打ちこまずに固定できるため、原状回復のコストリスクも回避。物件選びの選択肢が広がります。

メリット2:プライバシーを確保し、相談しやすい環境をつくる

選挙事務所には、生活の悩みや切実な要望を持った有権者が訪れることがあります。パーテーションで仕切ることで、他人には聞かれたくない話も安心して打ち明けられる空間を設けられ、有権者の声を大切にする姿勢を示すことができます。

メリット3:短期レンタルで、設営・撤去コストを軽減

Eパネルは、レンタルパーテーションです。基本、選挙事務所が稼働している間の月額利用料だけで使用できるので、初期費用を大幅に抑えられます。また、選挙が終われば即撤去でき、不要になったパーテーションは返却するだけなので、処分・運搬費用もかかりません。

メリット4:事務所の「見栄え」と信頼感を向上させる

アルミ製やスチール製のパーテーションは無機質で事務的なイメージを持たれがちです。しかし、Eパネルは「ホワイトカラー」を採用しているため、明るく清潔感のある雰囲気を演出できます。特にホワイトは、誠実さや潔白といった印象を持たれやすいため、信頼感の醸成につながります。

【用途別】サイズと選び方

Eパネルは、幅広いサイズを用意しています。使用するゾーンの目的に合わせて適切な「高さ」を使い分けることで、さらに機能性が向上します。

ローパーテーション

デスクワークや電話作戦を行う「作業・執務ゾーン」で使用します。スタッフの机を個別に仕切りたい場合は机上に設置できる「H300mm」、作業チームごとに分けたい場合は「H1200mm~1500mm」が最適です。

ハイパーテーション

「来客・応接ゾーン」や「資材・倉庫ゾーン」におすすめです。大人が背伸びをしても中が見えない「H1800mm以上」を設置すれば、スタッフが着替える「更衣室」をつくることもできます。また、「鍵付きドア」を導入することで、より機密性も高められます。

パネルの仕様

Eパネルに地図や資料などを掲示する際は、テープでの貼り止めができます。

パネルの種類

明るさを確保したい場合は、「上面半透明」や「クリア」を組み合わせられます。また「情報・掲示ゾーン」に最適な壁がないときは、マグネットで掲示物を貼れる「白板タイプ」がおすすめです。ほかにも、「キャスター付き」「カーテンタイプ」も用意しています。

チェックリスト │ 選挙事務所に必要な備品・設備

【オフィス家具・備品】

  • オフィスデスク
  • サイドデスク
  • 会議用テーブル(長机)
  • 応接セット
  • オフィスチェア
  • パイプ椅子/丸椅子
  • 書庫
  • スチールラック
  • ロッカー
  • 書類整理庫
  • ホワイトボード

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【通信・OA機器】

  • 電話機
  • プリンター/コピーFAX複合機
  • パソコン/ノートパソコン
  • シュレッダー
  • インターネット回線
  • 照明
  • モバイルバッテリー

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【乗り物・運搬機器】

  • 選挙カー&車載看板・音響セット
  • 自転車
  • 台車

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【その他】

  • 地図
  • 選挙ポスター
  • 選挙運動用ビラ(証紙ビラ)
  • 選挙運動用通常葉書(公選ハガキ)
  • 選挙用名刺
  • 白手袋
  • 看板
  • のぼり・のぼりポール・のぼりポール台
  • 必勝ダルマ
  • 神棚
  • 拡声器
  • お茶セット
  • 文房具

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費用を抑えるコツ │ レンタルサービスの賢い使い方

パーテーションやオフィス家具は短期レンタルがおすすめ

選挙が終わると、購入したパーテーションやオフィス家具などは「不用品」になります。廃棄するには処分費用がかかり、次回のために保管するにも倉庫代や運搬の手間が発生します。

レンタルの場合は、搬入から設置、そして選挙終了後の撤去・回収まで業者が行ってくれるため、「処分費用」「保管費用」「運搬の手間」がかかりません。

しかも、エイトレントであれば、1日単位でのレンタルも可能です。「出陣式の日だけ演台と紅白幕を借りたい」「開票待ちの夜は多くの報道陣や支援者が集まるので、パイプ椅子を多めに用意したい」など、その都度、必要なときに必要な物を手配できるため、無駄な支出を減らし、イベント時以外の保管場所にも悩みません。

電話・インターネット回線も短期契約サービスを選ぶ

選挙事務所に電話・インターネット回線は不可欠です。しかし、選挙事務所の稼働期間は数週間から数か月です。電話・インターネット回線は、一般的に2年契約などの期間条件があり、短期間で解約すると違約金が発生することがあります。

エイトレントでは、契約の期間条件がなく、また契約期間中に解約しても違約金が発生しない電話・インターネット回線サービス「エイト光」も提供しています。プロバイダがセットになったプランも用意しています。

まとめ:機能的なレイアウトとパーテーション活用で選挙戦を有利に進めよう

スタッフの作業効率を高め、訪れる有権者からの信頼を高めるためにも、選挙事務所は「ゾーン分け」による機能的なレイアウトを構築することが重要です。

特に、パーテーションを活用すれば、床や壁に傷をつけられない賃貸物件であっても、プライバシーを確保できる相談スペースや、セキュリティが万全な執務スペースなどを柔軟につくり出すことが可能です。

そして、パーテーションをはじめ、事務所に必要な備品や設備をレンタルサービスで借りることでコストを削減することができ、また、選挙終了後の処分費用や運搬の手間といった負担からも解放されます。

エイトレントでは、パーテーション(Eパネル)からデスク・椅子、電話・インターネット回線まで、選挙事務所に必要な備品・設備のレンタルをワンストップで承っています。パーテーションの導入シミュレーションやレイアウト相談も無料で行っているので、事務所のゾーン分けでお困りの際は、お気軽にお問い合わせください。

よくあるご質問

Q.短期間の選挙利用でも、レンタルの方が購入するよりお得ですか?

A.購入するよりもレンタルのほうが非常に合理的です。安価な家具などを購入した場合でも、選挙終了後は不用品となるため、産業廃棄物としての処分費用や、搬出・運搬の人件費が発生します。また、選挙事務所の立ち上げ準備中は多忙で、家具やパーテーションの組み立て作業はスタッフにとって大きな負担となります。レンタルであれば、備品・設備の運搬・設置から撤去・回収まで業者が行うため、コストと手間を大幅に削減できます。

Q.選挙事務所の図面がない場合でも、レイアウトの相談はできますか?

A.可能です。手描きの間取り図や内見時の写真からでも最適な配置・ゾーン分けをご提案します。「配置可能なデスクの台数がわからない」「動線設計に悩んでいる」といった場合でもご安心ください。エイトレントは、60年以上にわたって培ってきた多数の実績に基づき、オフィスのスタッフ数や利用シーンに合わせた、最適なゾーン分けと必要什器をご案内します。

Q.神事(事務所開き)のときだけ必要な備品も手配できますか?

A.可能です。事務所開きや出陣式の日は、紅白幕や演台、大量の来客用椅子が必要になります。エイトレントなら、長期間レンタルするデスクなどとは別に、イベント当日のみ必要な備品を1日単位で追加レンタルができます。スケジュールに合わせてピンポイントで手配できるため、無駄なレンタル料を発生させずに準備を整えられます。

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エイトレント株式会社 マーケティング情報本部 マーケティング課

編集チーム

長年の間、当社に在籍する社員が中心となって自社サイトの記事制作を担当。 自社で取り扱っている商品・サービスに関する情報は、社内の関連部署や販売メーカーに確認を行いながら日々サイト情報のアップデートを行っている。

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