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【法人向け】エアコン故障時の代替え品には何がある?夏の暑さによる業務停止を防ごう

突然のエアコン故障――それは、業務に直結する緊急事態です。店舗であればお客様の快適性が損なわれ、オフィスや工場では作業効率の低下や、最悪の場合、熱中症リスクも考えられます。特に真夏の繁忙期に空調が止まると、数日のダウンタイムが大きな損失につながるケースも少なくありません。ですが、エアコンの買い替えや修理には数日〜数週間かかることもあるのが現実。その期間にも暑さ対策を行わなければなりません。本記事では、法人利用に適した冷房代替アイテムをわかりやすくご紹介します。

スポットクーラー|エアコンの代替として最有力

スポットクーラーは、エアコンの代替機としてオフィス・店舗・作業所・イベント仮設室など、幅広いシーンで使える汎用性の高い一台です。汎用性の高い冷房機器です。コンセントに差せばすぐに冷風を送れるため、エアコンが故障した際の応急処置や、空調の届きにくい現場での部分冷房に最適です。最大のメリットは即効性と機動性。冷風の吹き出し口を自由に調整でき、冷やしたい場所にピンポイントで風を届けることができます。また、設置工事が不要で、キャスター付きのモデルなら移動も簡単です。ただし、注意も必要です。本体の排気ダクトから排気熱が排出される為、閉め切った部屋で使用すると逆に室温が上がってしまうこともあります。使用する際は換気をしっかり行いましょう。設置場所付近に窓やドアがない場合は延長排気ダクトを装着できます。消費電力も比較的高めなため、電源容量の確認は必須です。

気化式冷風機|水の気化熱を利用した省エネ冷房機器

気化式冷風機は、水の気化熱を利用して空気を冷却し、涼風を送るエコロジーな冷房機器です。ファンの力で風を送りつつ、水を含んだ冷却フィルターを通すことで、周囲の空気を冷やします。最大の特長は、電気代が非常に安く、冷媒ガスを使用しないため環境負荷が少ない点。また、風量が大きく、広い空間でも冷却効果を得られやすいため、開放型の倉庫や工場、屋外施設でも活躍します。ただし、湿度の高い環境では気化効率が下がり、冷却効果が感じにくくなるのがデメリット。また、湿気がこもりやすい密閉空間では結露のリスクもあるため、設置場所を選ぶ必要があります。静音性が高いモデルもあり、作業現場から来客スペースまで、幅広く導入されています。

工場扇(大型送風機)|空気循環+体感温度の低下に

工場扇は、広い現場での空気循環・熱気対策に特化した大型送風機です。高い風量で広範囲に風を送ることで、体感温度を下げ、熱中症対策や作業者の快適性向上に貢献します。軽量で設置が簡単、かつ電力消費が比較的少ないため、運用コストを抑えながら即導入できるのが大きなメリットです。また、他の冷房機器と組み合わせて使うことで、冷気を効率よく拡散する補助的な役割も果たします。一方で、温度自体を下げる冷却機能は持たず、単体では限界があるため、暑さが厳しい環境では他の冷房機器との併用が前提となります。また、風が直接当たる作業内容には不向きな場合もあるため、設置場所や向きに配慮が必要です。工場・倉庫・スポーツ施設など、通風・換気を重視する現場で重宝される機器です。

ミストファン|ミスト+扇風機のおなじみ冷房機器

ミストファンは、扇風機の風と同時に微細な霧(ミスト)を噴霧し、気化熱によって周囲の空気を冷やす冷房機器です。特に屋外や半屋内の開放空間において、その冷却効果は絶大。真夏のイベント会場、工事現場、仮設休憩所などで導入されており、熱中症対策としても非常に有効です。水と風だけで冷却を行うため、ランニングコストが抑えられる点も魅力。また、移動式のモデルなら設置も簡単です。ただし、使用時には空間に湿度が生じるため、精密機器や書類がある屋内空間では不向き。また、風下に水気が飛ぶことがあるため、周囲の環境に合わせた設置が求められます。使用場所さえ適切であれば、電源と水があるだけで高い冷却効果が得られる優秀なスポット冷房です。

代替え冷房機器 用途別 早見表(法人向け)

用途・現場

スポットクーラー

気化式冷風機

工場扇(大型送風機)

ミストファン

エアコンの故障時、室内の一時冷房

◎(即効性高)

△(湿度に左右)

△(体感温度のみ)

✕(屋内は非推奨)

倉庫や工場の作業現場(屋内・広めの空間)

○(部分冷房に)

◎(広範囲対応)

◎(空気循環に最適)

△(屋内は制限あり)

仮設施設・現場事務所

◎(持ち運び可)

○(環境による)

○(電源あればOK)

✕(狭所には不向き)

イベント・屋外テント

✕(屋外設置不可)

○(湿気に注意)

○(サブ冷却に)

◎(屋外冷却に最適)

熱中症対策(作業員用・休憩スペースなど)

○(休憩室に最適)

◎(人の近くに設置)

◎(広く風を送る)

◎(直接冷却に効果)

電源が限られる場所

△(高消費電力)

○(比較的省エネ)

◎(電力少)

○(機種による)

どのように代替え品を準備するのか?

夏はエアコン修理会社も繁忙期で、数日から数週間の待機期間が発生するのも珍しくありません。しかし、何か月、何年と代替え品を使い続ける事はおそらくないでしょう。
エアコンが無事修理されれば代替え品は必要なくなります。長くとも数週間の利用のために、数万円のお金を支払って商品を買うのはとてももったいない気持ちになると思います。

そこでおすすめなのが、「レンタル」です。

購入とレンタルの比較表

レンタルと購入の一番の違いは、「商品を所有するかしないか」です。レンタルなら必要な時に利用し、必要無くなれば返却する事ができます。必要なものを必要な時だけ、しかもローコストで利用できるのがレンタルの強みです。

弊社が取り扱っているスポットクーラーを例に、比較表にしました。

項目

購入

レンタル

初期コスト

高額(10万円〜)

低コスト(1万円代〜)

納期

数日〜数週間

最短当日出荷・翌日納品

設置工事

必要な場合あり

原則不要/当社が設置対応可能

保守・管理

自社負担

メンテナンス込み/故障時交換可

使用期間

長期向け

短期〜長期に柔軟対応

使用後

保管、管理が必要

回収可能/保管不要

減価償却・資産化

必要

必要なし(経費処理可能)

レンタルできるその他の代替え品

今回ご紹介した商品以外にも、暑さ対策に使えるレンタル商品はいくつもあります。状況に応じて使い分けると良いでしょう。暑さ対策に使える商品をまとめていますので、こちらもご覧ください。

まとめ

エアコンの故障や一時的な冷房不足は、現場の業務に大きな支障を与えかねません。特に夏場は、室温の上昇によって作業効率が低下し、熱中症のリスクが高まるなど、安全面にも影響します。しかし、修理や交換には時間がかかり、その間に業務を止めるわけにはいかない――。そんな時に頼れるのが、冷房機器のレンタルという選択肢です。スポットクーラーや気化式冷風機、工場扇、ミストファンなどを、必要な数・期間だけ導入でき、設置や回収の手間も最小限。購入と比べて初期費用も抑えられ、短期間の利用でも無駄がありません。「購入はもったいない」「今すぐ必要」と感じたら、まずはレンタルという選択肢を検討してみてください。現場に合った最適な冷房機器ご提案いたします。

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エイトレント株式会社 マーケティング情報本部 マーケティング課

編集チーム

長年の間、当社に在籍する社員が中心となって自社サイトの記事制作を担当。 自社で取り扱っている商品・サービスに関する情報は、社内の関連部署や販売メーカーに確認を行いながら日々サイト情報のアップデートを行っている。

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